デートは終電まで。
デートに浮かれすぎて父の誕生日を忘れかけた。
泣きそうになったり大変でした。
くわしくはのちほど。

    • -


彼は日を改めずにくることになって、
「何時ぐらいに着きそう?」
と訊いてみると19時と返事がきた。
北九州から電車に乗ってやってくるのだから、
多少19時は過ぎるだろうという予想でゆるりとごはんを作る。
オムライスだけどチキンライスまで。
でも40分をまわってもこない。


ギリギリ19時台の59分にメールがくる。
「知り合いにあってつかまってしまった><
 あともう少しでバスに乗るけん」
あたしは待ち遠しくてベランダから何度も
道路を見てはためいきをついた。彼らしい姿も見えない。
20時半ごろに電話をしてみたけど繋がらなくて、
21時をまわろうとしたころにやっと彼からメールがきた。
「いま**(地名)」
なんだか脱力した。
あたしは課題もせずに部屋を片付けて材料を買いに行って、
少し眠ったけど体調も優れないまま無理して
19時にくるはずに彼を待っていたというのに。
多少待たされるのは覚悟していた。
彼は社会人だからだ。
でも、2時間も待たされるとは思わなかった。
あたしなら2時間待たせてもいいって彼が思ってるんだとしたら、
かなしくてくやしくてどうしようもなくて
ベッドのそばでうずくまって泣きそうになった。


21時くらいに電話がかかってきた。
「もしかしてお礼の品とか買ってきたほうが・・・」
「いいけん、あがってき、406」
あたしは本当に泣きそうで、
でもかなしいということは伝えたくて、
いっぱいいっぱいな気持ちでドアを開けた。
すると土下座をした彼の姿を見ることになった。
土下座はそんなに簡単にしちゃだめだよ。
でもそうされるとわーわー言うような気分じゃなくなって、
「あたしなら2時間待たしてもいいって思っとうと?」
とだけ言った。
彼はそれを否定して少し言い訳をした。
もうあたしは泣く気にはならなかった。
待たされること自体は苦痛ではなくて、
連絡がないことがいやなのだ。
あたしはお仕事で遅れる分には何の問題もないのです。
お仕事はお仕事だ。

    • -


彼が部屋に入ってくると彼のにおいがした。
電話してるから久々という意識はなかったけど、
なんだかんだで4ヶ月会ってなかった。


彼はあたしのあげたネクタイをしてくれていた。
うれしい。


時間の見通しがたたなくて少し疲れたサラダと、
チキンライスに卵を乗せてオムライスの完成。
卵は失敗したけど彼は文句など言えまい。
「**(彼)画伯!作品を描いてください」
とケチャップを渡すと卵の上にはエルモがあらわれた。
へたなのがかわいい。なんかグロい。
そしてイロモネアを観ながら遅くなった夕飯を食べた。
見た目はおいといておいしいって言ってもらえた!ひゃほい!


それからあたしがベッドの上でごろごろしはじめて、
彼はベッドに寄っかかってテレビを観てた。
(どうでもいいけど「寄っかかる」は方言なのね)
したらいつのまにかベッドを占拠された。
あたしのベッド・・・!
どいてーって言いながらじゃれた。
手を触るくらいならお互い普通にやってしまう。
それからあたしがすねた姿を見せると
彼はあたしの頭をわしわしとなでた。
知り合って6年目で元恋人同士で勝ち負けの決まってる安心感。
変な気よ!起きろ!と思ったけど
彼は触れながらも明確に入ってはいけないゾーンを知っている。
後々思ったのはあたしはもうちょっと
彼に近付いてもいいんじゃなかってことだ。
彼は多分人との距離が元々近すぎるからかなり至近距離にいかないと
変な気は起こらないんじゃないかなぁと思った。ゲイでなければの話。


私物のデジタル一眼と先輩からの借り物のフィルムの一眼があって、
それでお互いポートレートを撮りはじめた。
でも彼はなかなか撮らしてくれない・・・!
しかも撮ったやつあとで消したし・・・!
あたしの作品をどうしてくれんだコンニャロー・・・!(割と本気)


そんな感じで終電までごろごろして彼は帰った。
5回に1回くらい会っても高揚感がないときがあって、
それが今回だった気がする。
でもそれでも他の誰といるよりもあたしの心はおだやかになった。
ありがとう。


日付ずれたまま書いてる。
のちほど金曜日のことも書く。

    • -


金曜日もやっぱり体調的には思わしくなかったけど、
大きな飲み会があったので時間割的にきつかったけど、
4限終了後にまわらない頭で飲み会に行った。


他サークルとの関わりのある飲み会で、
最初は盛り上がれなかったけどそこそこお話はできた。
gdgdになりまた所属サークルで飲みなおすような流れで、
3年(=同い年)の男の人に色々めんどくさいことを言われた。
わたしは時にすごく潔癖で下ネタを言われるのすらいやなときがあって、
「なんでそうやって自分の性生活をひけらかすの?
 もっと自分と自然にそこにあるものじゃないの?」
と言ってしまった。言ってやった。
普段言語化しているとこういうときに役立つのかもしれない。
肯定の形をした否定は気持ちが悪い。
付き合ってない男を部屋にいれたっていいじゃないか。
あたしはまわりの男の人と恋愛的に
「あり」か「なし」かだけで薄っぺらく付き合ってるんじゃない。
そういうのきちんとわかって部屋に入れてるんだ。
部屋入るイコール関係を持つみたいな思考回路が気持ち悪い。
ただその人は物事がよく見えてるような気もしなくもないが、
そういう下ネタに関しては信用できない。あたしはその人を見下してる。
あと最後まで面倒見る気がないなら、
核心つかないやさしさもあることを知らない。