もう気持ちが揺らいで彼に電話したいと思った。
でも別に「連絡とらない」と決めたわけでもなかった。
連絡とりたくなるまで彼のことにかまわないつもりで、
あたしが連絡したくなる前に
彼から連絡がくるんじゃないかと期待してた。
あたしは3週間くらい彼に連絡しないだろうと思ってた。
だから思うよりはやく彼に連絡したくなった自分が、
やっぱり弱いというか惚れたら負けなんだと実感した。
好きだよ。
会いたいと思うのはあまり実現することを考えてない。
それよりも連絡したいと思うほうが強い衝動。


でも今(午前1時)は電話しない。
彼は社会人になった。
環境が変わっていってしまう。
もう社会的には大人だけど大人になるのがこわいのは、
大人になりきれてない自分とは反対に年をとってしまうこと。
全然中身が追いついていかない。
みんなはきちんと年をとっているのに。
外見も服装も中身も。
彼もきちんと年をとっている。
飲めないお酒を飲めるようになったり、
(そして羽目をはずして病院に運ばれたり)
抜群にセンスがいいわけでもないけど
こなれたものを身につけるようになったり、
何より社会の一員となってお金を稼いでいる。
毎日スーツを着ている。
あたしは若いうちに中途半端に出来上がってしまったのだろうか。
若いころに老け顔の人は、
年をとると同い年の人間の中では若く見えるようなことなのか。


みんながあたしをおいていく。待って。

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「信じられなくなる」というのは
相手の言動行動すべてに
マイナスの意味づけをすることだったのか。
だったらあたしは彼から信じられなくなった日、
すべてがマイナスに意味づけされる中で
どう行動するのがよかったのか。
そしていまあたしが彼に対して
マイナスの意味づけしかできないのは、
「信じていない」のだろうか。