1限にギリギリで間に合った。
経営学は学問的にたのしいと思うけど、
教材が微妙だとおもいましたせんせー。


2限で眠気がピークで落ちてしまった。
先生はサッカーと野球の話をしていたから。
20歳になっても野球のルールを理解できないし、
理解するつもりもないです。
哲学はしみじみ暗い人間の学問だと思った。
近頃はだいたいのことに
「それはそれだ」
としか言いようがないと思ってる。
ありのまま主義。


授業は午前で終了だったけど、
サークルの部会があるから友達とおしゃべり。


サークルの部会へ。
年齢は3年、学年は2年、サークルでは新入生と
微妙な存在で扱いにくいだろうなぁと思った。
最初は緊張したけどゆるゆるぐだぐだの雰囲気で
途中からは盛り上がったりたり。
で、10月にある写真展のサブリーダーになりました。
大学生のうちに色々しておきたいなぁ。
去年1年何もしなかった分を取り返したい。


それに、ちやほやされるのっていいなぁ。
ここ1年学校もお仕事も女子校状態で数少ない男の人は、
あたしに何の興味も示さなかったり、
男女の境目を飛び越えた大切な存在だったり、
ちやほやを飛び越えて手を出されそうになったりと
久々にこの感覚を味わって感動した。
女の子はやっぱりちやほやされてなんぼだと思う。
それでちやほやされすぎて爆発するのもあたしですが。
適度にちやほやされんと気が抜けて太る。

    • -


そんな久々に楽しいと思える学生生活を
送っているあたしとは裏腹に、
彼はつかれきった声であたしの電話にでた。


「どんな感じ?」
「つかれる!」


めずらしく彼がたくさんため息をつく。
そんな彼のため息を聞きつつこのタイミングは
彼の愚痴を最初に聞けたのではないかとにやける。
彼ごめん。
でもあたしは君が弱みを見せてくれるほどうれしい。


終始テンション低めでたまに返事すらしない。
パソコンの電源の入れ方からやってれば
そりゃあ疲れるよね。
何千回電源押してると思ってるんでしょう。


普段は無言が続いても大丈夫だけど、
今日はなんだかあまりよくないなぁと思って
はやめに切ることにした。
あたしから切り出すのはめずらしい。


「じゃあいまからお風呂はいる」
「あーい」
「・・・」
「ありがとね」
「ううん、がんばってね!」
「うん」
「じゃあね、またね」
「じゃあまたー」


彼のありがとうがうれしかった。
電話したら悪かったかなぁと思ってたから、
あたしの前で研修つまんないとか言ったり
ため息をつくことで
すこしでも彼が癒されたなら
何の約束をすることもできなかったけどよかった。