泣いたので二重がおかしくなったけど
それでも授業は進むので学校へ。


別れたあとの次の誕生日以外は毎年祝ってもらってたのに
あたしはもうそこまでする価値がなくなったのだろうか。
6月の上旬の電話であたしの誕生日について少し触れたくせに。


数学の時間は風がそよそよ入ってきて寝るのに最適だった。
そしたら補数に進んでてびっくりした。


ああもう日本にいても仕方ないからこのまま留学に向けて
死ぬほど頑張っちゃおうかなぁ…なんてぼんやり思って
出かける気もなくしてマンションに戻った。


洗い物をしてふと後ろを向くと携帯が青く光った。
彼だと思った。
携帯に手を伸ばして着信履歴を見るとやっぱりそうだった。


かけなおしてみる。
呼び出し音が長い。
「「もしもし、ごめんね」」
第一声一緒すぎて笑った。
彼は昨日の朝に携帯が止まってしまったらしい。
払えよ!ばーか!w
しかも何と彼は内定をもらったとかなんとか。
自分が20歳になったことよりも彼が内定もらったことのほうがうれしい。


電話切ったあと少し泣いた。
祝ってもらえたことに安心したのか、
それとも彼が内定もらったことがうれしいのか。
どっちもかなぁ。
力のある彼がやっと内定という形で評価されたんだ。
そりゃあうれしいに決まってる!


ああもう顔がゆるむ!