もどかしい。
3月の深夜の彼の家まで車を走らせていたもどかしさとは違う。
彼に彼女がいてもどうでもよくなるほどに、
あたしにはいま可愛い人がいる。
他に目を向ける余裕ができるくらい時間は経ってしまった。


「今日はバイトやから」
焼肉屋やったっけ?」
「うん、地元の」
「行ったらサービスとかある?」
「うーん…ドリンクくらいは出すっ」
そこに数人いたにも関わらずあたしのバイトに興味を持ってくれた
可愛い人がいとしすぎてたまらない。
遊びにきてくれないかなぁ。


『ツ、イ、ラ、ク』2回目読了。
小山内先生が素敵すぎて困る。