いつもはすぐ治るくせに悪化してしまった。
中学の同級生(男)と会うためにバイト休みとってたのに。
なぜいまさらになって同級生と会うのかっていうと
復讐のためです。
あたしは中学のころきっといろんな人に見下されていて、
少なくともあたしはそう思っていて、
だからこれといって特技のないあたしは
母親に感謝すべきいやみのない顔と
細くはないがおいしそう(にと心がけている)な体で
女の子として平均以上だということをじわじわと浸透させたいのだ。
外見なんていつか衰えてしまうものだと知っていても。


朝から高校に遊びに行って熱があるのに
飛び跳ねてたりしたらふらふらになった。
でも後輩かわゆい。
あとは授業を受けて帰った。
午後が英語(大好き先生)だと思ってたのに、古文だった。
しまった。しまった。しくじった。


そのあとは中学の友達と天神で会った。
その友達に会いに行こうと岩田屋の前まで歩いていると
某専門学校生から声をかけられた。
でも丁重にお断り。
そしてそのあと前を歩いていたおばさんが振り返った。
「あの…」
「はい?」
「身長いくつですか?」
「155ですけど…」
またいつもの事務所からのスカウト。
ネットで評判悪いですよ、と教えて丁重にお断り。
たった数十メートルなのに前に進むのに時間がかかるとは。
友達はそれを見て笑ってた。
ボスケロヨ。