世の中はクリスマスです。
あたしはひとり化粧もせずめがねをかけ
髪はうっとうしいのでひとつに縛り、
学校のジャージにユニクロのパーカーを羽織って
こたつに入ってテレビの前に陣取っているわけです。
みかんを手に。
さらには明石屋サンタ見ながら若槻千夏
同じ境遇だということに気付きさらに落ち込む。
下品だと馬鹿にしてごめんね、いまならやさしく見守れるよ。

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最後まで責任持てないことしないで。


気分が落ちて落ちてしょうがないです。
何しても目に見えるものすべて灰色に見える。
希望を持とうとするほどむなしさがわきあがる。
底なんてあるんですかってくらいにまっさかさま。


でもクリスマスなんて乗り越えられるね。
ケーキ食べなくても。
むかしからそういえばクリスマスたのしいと思えなかった。
この状況で愛されてないなんて言うのは
贅沢なことかもしれませんがそう思う。
近頃母親と父親はたがいに嫌がっているのがわかるし、
あたしが受験にもかかわらず協力する体制は見えないし、
男友達だって約束を果たさないし、
(でも彼女優先には考えて欲しいとは思ってる)
本当にあたしにつきっきりで何を言っても
あたしは悪くないって言って欲しいのに。
あたしはどんなに可愛くなっても頭がよくなっても
たくさんのお金を手に入れてもきっと満足できない。


願書の取り寄せとコンタクトの注文終了。
もうあと1ヶ月ちょっとだなぁ。