喉も鼻も風邪でやられてしまって、
結局ひどい睡魔がやってくるまで起きていた。
暇だったので勉強をして時間をつぶした。


結局眠ったのは2時半くらいだったので起きれるわけもなく、
学校に行く前にアンブリオリスの下地クリームだけ買うことにした。
その途中のバスの中で関節の痛さに気付く。
もしやこれは本格的な風邪なんでは…と思ったときには
すでに遅かった。


授業も右から左で律儀に掃除までして、
立っていられないほどつらくなってきたので
自販機の前のベンチに座ることにした。
すると、彼が飲み物を買いにやってきた。
「風邪ひいたぁ…」
彼がどうしたのという顔で見るのでそうつぶやいた。
彼は自販機に1000yen札を入れて何を買うか吟味中。
「**あったかいのがいいなぁ♪」
風邪のときくらいと思って甘えてみようと挑戦。
しかし彼は勝手に押したら怒るよ、とあたしに釘をさした。
「俺、頭痛薬飲みにきたんよ」
「そうなの?頭痛持ちだっけ」
「うん、これ(薬)飲んだらやるよ」
と言って彼は一口しか口をつけてないほぼ500ml入った
ミネラルウォーターのペットボトルをあたしにくれた。
間接キスなんですけどいいんですか?
彼ってバファリンの半分だったんだ…知らなかった…。
あたしって実は彼の歴代元カノの中で一番可愛がられてるかも。


期待したくなる。