微分積分は数Ⅱの教科書でもっとも優しい気がした。
国語は日本人だからと言い張り10分も勉強しなかったが、
先生の出題はいつもおかしいので欠点をとることはないだろう。


学食でご飯を食べようとすると、左斜め前に彼がいた。
何でそこで食べてるんだ、と頭の中はパニック。
友達とバイトについて話をするけど、
もう意識は彼のほうにばっかり向いていた。


穂村弘の本を借りた。
『本当はちがうんだ日記』というタイトル。
あたしは穂村弘と少し似てるかもしれない。
本当に小さいことなのに実は影でとてもすごい何かが、などと思っているところ。
とりあえず半分はバスの中で読んでしまった。
そういえばバスの中で好きな映画について考えていたら、
大抵の映画は季節が夏であることが多い。
でも夏が好きかと訊かれればとんでもないと否定する。
たしかに太陽がきらきらしていて、緑もこれでもかってくらい青くて、
アイスがおいしくて、ワンピースをさらっと着れて…
それはとても素敵だけどその夏のイメージに湿度が存在しない。
あたしは素敵なものを目の前にして湿度には勝てない自信がおおいにある。


バイトをする。
とても暇で3時間が長かった。
暇で時給650yenでとても無意義な時間のように思える。


あたしにしてはメールを近頃よくしている。
不安定な証拠だろうか。
彼と付き合ってたときくらいしている。つまり、1日30通近く。