昨日、23時を少し過ぎて彼に電話をかけた。
かける前はあまりの緊張で吐き気をもよおすという臆病っぷり。
発信中からなかなか画面が変わらず、相手に着信拒否を
されていたら呼出中の表示にならないのだろうか、と思っていたら
いつのまにか通話中になっていた。


出た( ゚д゚)ポカーン…。
連絡しないと言ったのでそれについて
触れるべきかと思ったけどさっそく単刀直入に。
『火曜日テストある?』
『うん』
『その日一緒に帰ろう?』
『いいけど、待たせるよ?』
待ちますとも。


彼の声のトーンがいつもより低くて
(でもそれでも彼の声はとてもいい声だ
 そういうのを恋は盲目って言うんですよね)
あたしは内心ビクビクしていた。
本題にしょっぱなからはいったので電話を切るべく
じゃあね、と切り出そうとしたそのとき


『あ、俺バイト先変わったよ』


そのまま雑談へ。
彼の新しいバイト先はあたしのバイト先と
約400mしか離れてないとこにある。
でもやっぱりさっぱりと潔くと思ったのであたしから電話を切った。
たった6分59秒の電話でニヤニヤが止まらなかった。
こんなに些細なことでこれほどあたしを幸せにしてくれる
彼はきっと世界一なんじゃないかと思う。
彼の14日はあたしが予約済みですよ!


朝がやってきてさっぱりと目が覚めた。
友達に昨夜の電話を報告したら友達も14日に片思いの人に
会えるらしくてふたりで廊下ではしゃいだ。
昨日の試作品のチョコを友達に食べてもらったらとても評判がよかった。


授業が終わってから職員室で勉強をしていて
ふと顔をあげると数メートル先に彼の姿があった。
最初はわからなくてでもどっか彼かもしれないと思って見ていたら、
彼が先にあたしに気付いてかすかに笑った。
ちくしょう!大好きです。