学校の廊下で彼に会った。
先に負けてしまったのはあたしのほうだった。
「サンタクロースの特徴って何?」
あたしが訊きたいのはそんなことじゃないのに。
「ひげ!」
と彼は即答した。
あとで彼に電話しよっかな。


帰りのバスで隣に座った人が千鳥格子のマフラーを巻いていた。
あたしは頭の中で千鳥格子ペアが誕生してしまった!
と勝手に思った。
もうこのまま洗顔だけしてベッドに直行したいと思ったけど、
結局ご飯も食べたしテレビも見ている。
そして朝が眠い。
いつになったら抜け出せるんだろう。