遅い朝にかかる彼の電話で起きるしあわせ。
2日に1日のペースでかかってきた電話で起こされて
連絡すべきこととどうでもいいことを
半分ずつくらい喋って切る。
基本的に予定が合わないので連絡すべきことは日程。
「今日の夜かあしたの朝は?」
「どっちも微妙・・・!」
「また連絡する」
いつもこのことばで電話は終わり。


この前アパレルのお姉さんに教えてもらった
カフェで大学の友達とぐだぐだふにゃふにゃ。
美少女図鑑を見ながらわたしたちの学科の女の子のほうが
絶対可愛い!という結論に至り、
カメラ担当わたしでメイク担当が友達で
学科のかわいこちゃんを
モデルとして数人ピックアップして構図やら何やら考えて
ロケ地候補まで考えてたらたのしくてたのしくて
バイトに行くのが本当に悲しかった。


若干気が散りながらバイトをして
彼から連絡がきているかと思って携帯を見たら
着信ランプも全然光っていなかった。
えーあしたどうすんの・・・と思いながら
電話をしても留守番サービスに繋がって
メールを送ってみることにした。
すると送信の一歩手前で彼から折り返しがきた。
眠ってたわけではなく洗車(またか)してたらしい。
「焼肉くさくてもいいなら今からでもいいよ」
と言うと彼はマンションまでやってきてくれることになった。


つづく。