彼から電話きた!
14時という中途半端な時間に彼は電話をかけて、
14時という中途半端な時間にあたしは歯を磨いていた。
青い着信ランプを見て前の恋人だと思った。
昨日メールしたから返事が電話できたのかと。


彼は研修の合間を縫って電話をかけてきたようで、
とるにたらないような内容だった。
この前、あたしが電話で少し触れた内容が
研修中に出てきたようでそれで電話をくれたのだという。
くだらない内容なのがうれしかった。
あたしの言ったこと1ミリでも覚えてくれてるのがうれしかった。
神様が前の恋人じゃなくて彼のこと考えろって
言いたかったんだって思うことにする。


このうれしさを胸にサークルに出席するため
もう一度大学に行ってくるじぇ。

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「そんなことより」
とか
「それくらい」
と言われるのがきらい。
あたしが何に重点を置いてるかどんなに大切にしてるか
そんなのまったく無視されてる。


幸せで満たされていると芸術関係に関心がなくなるあたしと、
恋をしてほうきで飛べなくなった魔女宅のキキは
本質的には一緒だろうか。

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なんていうか、その・・・。
昨日そうじしてたら商品券とともに青い封筒が出てきた。
化粧品は商品券で買えばよかった、と思いながら
開封したら


ねんきん特別便



て書いてあった。
しかも3月末日までに投函な感じだった。
社会保険庁にお世話にならなきゃいけない感じ。