学校が苦痛になってきた。
憎む必要のない普通の女の子でさえいやになってしまって
そんな自分にまた嫌悪感を覚える。
女の子って何なんだ。


女の子の朝は褒めることから始まる。
「あ、その服可愛いね」
「ありがとー!**ちゃんこそ今日のメイクちがーう」
何だかうんざり。
でもあたしもまたその嫌悪している「女の子」である。
女の子と呼べる年齢かどうかは置いといて。
それだけならまだしも嫌悪しているはずのその行動をあたしもしてしまう。
そうする以外に何ができるんだろう。
高校はそもそもまわりの人間に恵まれていたし、
予備校は逃げようと思えばいくらでも逃げられた。
いまのこの環境がものすごくくるしい。
でも勉強は好き。
この嫌悪感のために勉強をあきらめたくない。