23時ごろからメッセをしたことも要因のひとつだけど、
そのあと更に本を読んだあたしは遅刻でした。


しかも本が面白くて面白くて。
途中でやめる気も起きず最後まで一気に読んだ。
『長崎くんの指』、著者は東直子
指って「エロい」感じがしますね。
「いやらしい」と表現するとねっとりして暗い感じ。
「美しい」と表現するとそんなに上品でもないと思う。
少しの下品さと明るさを持った「エロい」がぴったりだと思う。
本文の中では指に対する表現でこんな風に
主人公が思いをめぐらしたりするわけではないけど。
遊園地に到るまでの経緯のところは笑った。
あと20ページの後半。
そして

 「長崎くん、裸で、どこへ……?」

笑った。
やっぱりタイトルにもなってる最初の話がいちばん面白いけど、
心霊スポットになりつつある洞窟を取材する話も
ぞっとするほど冷たさが伝わるのでおすすめ。


最近現代の文学を避けて昔のばっかり読んでたけど
たまにはこういうのもいいね。
そして著者は穂村弘と交流があるらしい。


補講はユダヤ人が優秀な理由を探るような内容。
安息日の話でした。濃く生きてるのね。