嘘つきアーニャの真っ赤な真実』に出てくるヤースナは
同じ専攻のカエラ似の女の子とかぶる。


このあと書いた日記が消えた。ショックだ。
記憶をたよりに書き直す。


甲斐みのりってスイーツかな。
ナナナンキリコが帯を書いてる時点で
サブカルな人種が好みそう。
そしてあたしも結局はそういうのが好きなんだろう。
バニラの香水を本に、て話でときめいた。
あしたも学校行く気はないので
朝から本屋に行ってみようと思う。


学校をフェードアウトするつもりはない。
せっかくAO入試を勝ち抜いたんだ。
幸い、授業は楽しい。
毎日英語に浸かれるのはくるしいけど素敵だ。
親にもお金払ってもらってるんだ。
目標がないうちは未来の選択肢を広げるために勉強する。
目標ができてそれが時間や経験が必要で
今の生活を手放さなければいけないほどだったら
あたしはきっと大学もやめてしまうだろう。
でもそれでいいのだ。それくらいの目標がほしい。


でもあの先生の発言の意図はやっぱり意地悪だと思うし、
(何がコミュニケーション学の権威だ)
あの女の子は人が何を言われるのが嫌かもっと知ったほうがいい。
女子高育ちで人をバカにする文化だったことが言い訳にならない。
あの男の子は女なら誰でもいいと思っていて
ほかの女とあたしが同列に扱われていることはおかしい。
あたしはそんなに低くないはずだ。
あの女の子は利用されるのが嫌いって言ってたわりに
その行動はあたしを利用している以外のなにものでもない。
「**なの?意外!」
みんなのこの言葉はあたしを苦しめる。
あたしへの理想がそれぞれの頭の中で一人歩きしている証拠。
もっとそのままを認めてよ。
ただの感想だったとしてもあたしはやっぱりくるしい。
理想をおしつけないで。
理想をふくらませて勝手にがっかりしないで。
あたしがあたしであることが人をがっかりさせていると思うと
なんだか生きていてはいけないような気分になってしまうじゃないか。
でもみんなのこと嫌いなんじゃない。
むしろ根本的には好き。人間くさくていとしいんだ。
いとしいけどいまは神経質だからうっとうしく感じるだけ。



愚痴と自己分析おわり。
あしたっていうか今日の目標。
・中国語出席
・家賃振込み
・カラー(元気があれば)
・気分転換になりそうなことする    


ひなたぼっこしたい。