うっかり真夜中に鬱に引き込まれそうになって彼にメール。
「まだ起きてる?」
「**(PTAが選ぶ子どもに見せたくないアニメしかも映画版)見てる」
「電話してもいい?」
「見終わったらね」
その時点で午前2時。
結構眠かったけど彼と電話するためなら!
でもこれはもしかして見ている途中で眠ってしまって
連絡こないとかいうオチじゃないかと途中で心配になる。
でも期待は捨てきれずシスアドの勉強をしながら待つ。
メールがくるかと思っていたら電話が鳴ってびっくりして、
散々年末から彼に電話かけさせているので
鳴り終わるのを待ってすぐにかけなおした。
メロディコールならないほどすばやく電話をとられた。
まずはインターネットの誕生について語る彼。
あたしは軍事用どうのこうのあたり(情報Aの範囲)までしかわからず、
彼はどんどんあたしの知らない単語を連発し、
きちんと勉強しているのだなぁと思った。
あたしも一応ノートに書きなぐりながら話をききました。
それからシスアドの問題を出し合ったり(微妙に楽しい)
そのあとは地元について1時間くらい話を聞きました。
「俺バリ**(地元)好きよ」
「あたしは微妙かなぁ」
「えええーなんでよ
 言ってごらん、大好きーって」
Sっぽい。
「ダ、ダイスキー」
「何その言わされた感じ(笑)」
「ううん、好きだよ、大好き!」
むしろいま喋っている君が!
そしてもちろんあたしに対するものではないが
彼の大好きという言葉を久々にきけてニヤニヤしてしまいました。
それで地元がいかに日本の中で価値があるかという話を
1時間くらいプレゼンしてくれました。
相当一生懸命に話してくれました。
本当に地元好きになってしまった。
詳しい話するとバレちゃうので言えないんですが、
あたしの地元は本当にすごい。
あとは観たい映画の話をだらだらと。
あたしと彼の観たい映画ほぼ一緒だった。
「じゃあ俺あした4本観てくるわ」
「『銀色のシーズン』観に連れてってくれたら元気でるかも」
「あしたバイト?」
「17時から」
「ああ、夕方からなんやね」
誘ってくれると思いきやスルー!
「え、一緒観にいこうよー」
「俺ひとりで見る派」
はい、終了ー!
「で、なんで電話したの?」
「ちょっと鬱になりかけました」
「元気でた?」
「まだーむりー」
「このやろ俺が2時間も相手したのにまだ足りないのか!」
「嘘です超元気でました!ありがとー!」
電話を切ったのは5時でした。朝だ。
それにしても彼の喋り方は可愛いなぁ。
「なんかねっ!」
って喋りだすところ。小さい子みたい。