■
会ってきました。
でも、核心をついた話は一切してません。
別れているのに恋人はあたしを抱き寄せてキスをした。
恋人の中ではもう元通りなのだろうか。
あたしはなんだか戻った気がしなくて、
キスをしていてもなんだか気持ちがついていかなかった。
-
- -
10時ごろ恋人から電話がかかってきた。
淋しい会いたい、と恋人は言った。
恋人は理解するつもりでいるんだろうか。
とにかく夕方から会いに行ってきます。
でもこの日差し…日焼け止め塗りたくって行きます。
-
- -
昨日の夜から電話をして日付が変わるころ別れました。
やっぱりだめだと思って電話をして
時間が経つにつれて恋人の声が低くなっていくのがわかった。
「好きだよ」
「それはどういうこと?
友達として?女として?」
「女として
ただ今まで200%だったのが100%になった」
それは100%が50%になるのと一緒じゃないのだろうか。
「でも、別れよう」
「好きなのに別れるの?」
「…」
あたしも長電話で疲れてしまってどうでもよくなってしまった。
結局理解してもらえなかったのが悲しい。
休みに突入していてよかった。
会いたくない。
うそ、会いたい。
でも許せないのなら会いたくない。
きっと休みのあいだにあたしのことも忘れちゃうよ。
さよなら。