可愛い人に改まった話をしなきゃなぁと思って、
授業が終わってから会いに行った。
あたしは可愛い人の彼女におさまってしまった。
あたしは可愛い人の前で泣いて
ひとりになるのはいやだとかどうしようもないことを言って、
可愛い人は別れても友達としては絶対縁を切らないよとなだめる。
でもあたしは信じたいのに信じられなくて悲しかった。
「絶対」って何?
そんなものが死ぬこと以外に存在するだろうか。
でもあたしはずっとそう言って欲しかったのかもしれない。
「絶対」が存在しなくても。
結局あたしは気持ちも中途半端なのにせかして
可愛い人に決定打を打たせてしまった。
ふたりで決めたことは、
いやだと思ったらすぐに別れてもいいということ。
自分のペースを崩さずに一緒にいること。
可愛い人があたしの男友達に嫉妬するのは節度をもつこと。


でもすでに少し別れたい。
前に進まなきゃとあせっていて結論をいそいでしまった気がする。
そして彼と付き合いはじめたころのことを思い出す。
あたしが淡白すぎて相手が気持ちをはかりかねるという、
まったく同じ構図。
また同じ間違いはしたくない。
付き合いはじめたのにテンション低くていいのかなぁ。