めずらしく学校で彼とすれ違った。
目が合ってどちらも一瞬体がこわばった。
でも先に目をそらして歩き出したのはあたしだった。
もう彼なんて知りません。ツーン。
(なんてことは思ってませんごめんなさい嘘です)


大きな本屋さんに行った。
バイトの子がレポートの課題の本が地元に売ってないと
嘆いていたのでおつかいついでに自分も文庫を1冊買った。


同じ中学出身の女の子から話し掛けられて、
「**(中学のときの同級生)知ってる?」
と訊かれたけどあたしは名前だけ、と返した。
顔が思い浮かばなかった。その人は男子校に通っている。
その人はしきりにあたしのアドレスを訊くらしい。
でもその人自身が知りたいのではなく、
その人の先輩が知りたいらしい。
大抵こういうことはろくなことじゃないと思い、
あたしが考えたのはこうだ。

K君:あたしと同じ高校同じ中学で1個年上の人
先輩:彼の中学の先輩
Y君:同じ高校の彼とあたしの共通の友達

彼は先輩にあまりウケがよろしくない。ちなみにあたしもよろしくない。
(彼は人当たりもいいし非の打ちどころがないのでひがまれるタイプ)
そして先輩はどうにかして彼に危害を加えたいが、
それではつまらないので彼女に危害を加えたい。
先輩は彼の彼女は誰かとK君に訊く。
するとあたしと彼が一緒に帰ってるのを目撃したK君はあたしの名前を出す。
先輩はあたしの出身中学名と名前を手に入れアドレスを
後輩であるあたしの同級生に訊いている。
そしてなぜだかバイト先もバレている。
でもY君にK君に確認をとってもらったらそんな話はしてない、と言っていた。
話はふりだしに戻る。
単純に考えて普通にあたしの先輩があたしに危害を加えたいだけかもしれない。
それだったらいやだなぁ。
家に帰って卒業アルバムで同級生の顔を見てみたけど、
こんな人いたんだな、と思った。
あたしは名前すら知っていたのかすら定かでなくなってしまった。
それであたしはそこまで危機感というものがなく、
Y君が彼にあたしが身の周りのことを心配しているという話をしてくれて、
むしろこれをきっかけに彼の心が戻らないかなとか思ってるわけです。
でも万が一を考えてバイト先にはあたし宛に電話がかかってきたら
「やめました」って言ってくださいと伝えた。


体育で膝を強打して痛い。
今日のバレーは楽しかった。