彼と会ってきました。


彼とは本当に手も繋がないキスもしない友達になった。
彼は前の彼女のことを気にしていて、
あんなこと言わなければよかったと思った。
彼は前の彼女は俺のことをもうどうとも思ってないと思うと言ったけど、
前の彼女が彼のことを話していたのを知ってうれしいと思ったって言った。
あたしは彼が前の彼女を気にしようが気にしまいがどうでもいい。
彼がそばにいてくれなくなることがただただこわかったのだ。
あたしは戻るか友達ですらなくなるかの選択肢しかないよ、と言ったら
彼は今選ばなければならないなら友達ですらなくなることを選ぶと言った。
あたしは耐えられないから友達でいようと思って、
互いの意見の合致するところでそういう結論に至った。


「あたしが本当に必要なら戻ってくるよね?」
「うん」
「なんかね、悲しいけど涙がでないよ」
「それは俺がまだ隣にいるからよ」
「ご飯も食べれなさそう」
「俺も」
「あした一緒に帰る約束は?」
「俺が先に言おうと思ったのに」
「**があまりかまってくれなくなってからあたし勉強ばっかりしてた
 今日模試の過去問といたら平均点よりかなり点数あったよ」
「どっちのリアクションとろうか相当迷ったわ」


彼が最後にあたしの頭をなでた。
ごめんね、と言いながら。
もう彼があたしに触れることはないかもしれないと思うと、
引き止めたくて引き止めたくてしょうがなかった。


さっき洗面所で泣き崩れてしまったけど、いまはみかんを食べてます。
そんなに泣けないのは本当に悲しいからかな。
夜もこわいけど昼はふとした瞬間に悲しみにおそわれそうでこわい。
あとで彼にちゃんとご飯を食べたかメールしよう。
心配させたくないから何があっても弱いところ見せたくない。


でもあしたのオーラルの授業はでない。
さすがに人とコミュニケーションとる気分じゃない。