・フィルムの残り16枚
・スケッチブック
・赤
・緑
タワーレコード


今日も友達に手紙を書く。
夏休みが終わるころになって
何をしたかったのかわかるなんて悲しい。
あとは秋休み。

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映画のチケットの半券を財布にしまったままだった。
スクリーン7。
「俺いくつくらいに見える?」
「んー、ギリギリハタチ・・・くらい?」
「永遠の18歳なのに・・・!ショック!」
「わー、ごめんって!」
その日は文化祭の代休で月曜日だった。
男の人の部屋にはいるのはそれが初めてだった。
その部屋のクローゼットを思い出したらなんとなく泣きそうだ。
洗濯物、プレステ、高校のときの写真、さらりとした梅酒、教育関係の本。
トイレに貼ってある卑猥なポスター。
あたしの部屋にもある安物のテーブル。
最初のデートで緊張しすぎだったヤツは可愛かった。
そのへんが好きかもしれない。
そういえばあたしは前の車のナンバーを足して下一桁が0になると嬉しいけど、
ヤツは3で割り切れると嬉しいって言ってた。
おとといくらいにやってみたけど計算するのに必死。
理系はやっぱりすごい。


ずっと夜中起きてるとクーラーで凍死しそう。
足がしびれた。

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なんか頭の中はそれでぐるぐるまわりっぱなし。
ヤツより気になるかもしれない。
でもお金ないと買えない。