中途半端な10時からファミレスで友達とご飯を食べて、
ビデオを5本借りたら500yen(税込)になるらしいので
みんなで協力して借りた。
あたしは「【es】Mr.Children in FILM」1本。
多分PV集だと思うんだけどまだ見てないから知らない。
友達のひとりはクレヨンしんちゃんハンターハンターを、
もうひとりはエヴァ月とキャベツを借りていた。
月とキャベツはあたしが推しまくって決めさせた。
それからあたしは奥田民生のアルバムを1枚借りた。
中途半端に60ポイント使った。
店を出て友達のひとりが帰るというのでもうひとりと本屋に行った。
漫画も雑誌もどれにするか決められなくて何も買わなかった。
そのかわり奥田民生の「サウンド・オブ・ミュージック」を買った。
レシートにアタリがあったのでお菓子をもらった。うれしい。


それから靴屋さんに行ったのだけどコンバースの新作で、
黒のスニーカーの中の模様が黒×ピンクのボーダーで可愛かった。
5800yen出してもいいくらい。
数日後には買ってます。
イカットのが可愛かった。折り返して見せて履きたい。
それから洋服もチラリと見たけどそれよりも小物が気になった。
帽子が30%OFFで2800yen。
茶色に花柄で秋らしい感じで可愛い。
バッグが30%OFFで4500yen。
持ち手が長くて沢山入れられそうで学校に持っていけそう。
学校は荷物が重いのでとてもつらいです。
持ち手がしっかりしているのがいい。
今はローリーズのバッグを使ってるんだけど肩に食い込む。
オフホワイトのパンプスも可愛かった。
半額で2500yen。


小物ばっかり買って肝心の洋服が買えなさそうです。
秋冬は黒にするか茶色にするか迷う。
どっちも好き。
友達は黒のほうが似合うと言ったけど、
茶色のほうが柔らかいイメージになると思う。
顔はお世辞にもやさしい感じに見えないので洋服くらいは!と思う。
半々くらいで行こうかな。お金かかる。
そしてバイトしなきゃ!とまた思ったけど多分しないまま夏は終わる。
日々、奥田民生のことを考えます。
下手したらヤツのことよりも。

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夢をみた。


場所は中学校で卒業式も終わって最後のHRなのだけど、
クラスには後輩もいたし高校の友達もいた。
あたしは廊下側の前から2番目に座っていた。
担任が喋っているときにあたしの右側のドアが開いた。
「**さんと**さんいますか」
あたしが視線を上げていくとスーツを着たヤツだった。
一瞬真っ白になった。
ヤツは右手に鍵を沢山持っていた。
それは学校の特別教室を開けるような鍵でなくて、
家や車の鍵がジャラジャラと4つくらいついていた。
もっと右手に注目すると手の甲にピンクのペンで何か書いてある。
「フォト」、それ以外は目が悪いから見えなかった。
あたしは何が書いてあるのか気になってヤツの
右手に触れようとしたら後ろに退かれたから鍵を奪った。
「返してよ」
「やだ、右手に何書いてるの?」
「気になる?」
「うん」
「『****のフォトムービー』、家帰って調べようと思って」
「・・・」
「それより鍵」
鍵を握っていた左手にヤツの左手が触れて驚いた。
あたしが触るのは逃げるくせに自分から触るのはいいのかなと思った。
鍵を持っていた左手をさらに強く握った。
ヤツは後ろから右手まで使って鍵を取り戻そうとするので、
後ろから抱きしめるような感じになっていた。
少しじゃれあいながらそんな状態が続いたのだけど、
ヤツの手が緩んだのに離れていく気配はなかった。
「先生・・・HRの最中だよ、ねぇ」
ヤツは何も言わなかった。
あたしは振り向いて抱きしめてしまいたかった。
ヤツからはもうウルトラマリンのにおいはしなかった。


朝起きた瞬間に一瞬忘れてパニックになった。
微妙すぎるとこで終わったから少し悲しかった。
夢の中でくらい幸せでいたい。
でも起きたとき虚しいからそれも嫌かもしれない。