本当に愛犬のことを思い出さない日々が続いていて
でもたまに思い出したときに
どうしようもなくなる。
そういうときに真っ先に頼りたくなるのは彼で、
というか彼以外に頼れない。
家族の前ではわたしは死を受け入れたようにしているけれど、
本当は思い出話さえきちんと聞くことができない。
友達のほとんどは慰めをことばで伝えようとする。
それはやさしさゆえの行動だから
「違うそうじゃない」ともいえない。
愛犬が亡くなったとき以外でもくるしいときに彼に電話すると、
彼は相槌だけうってくれる。



数日前に高校時代の友達に2年ぶりくらいに連絡をとったら
彼女はいつの間にか大阪にいて、
写真家の先生に弟子入りしたらしい。
生き方が長女ではない。
彼女はたしか末っ子だった気がする。
それでその女の子はわたしの共通の友達と
男をとりあった過去があって、
その人とはもう別れてしまったのだろうかと思った。
見知らぬ土地にひとりでいくってどんな気持ち?
わたしにはできない。
わたしは悲しくなったとき彼に会えるような距離にいたい。


でもわたしは彼から離れるようにならなきゃいけないかもしれない。
福岡の大学を選んだ理由も彼がいたから、
このままだとわたしは就職も
福岡が本社のところを選びかねない。
でもそれくらい離れたくないと思うほど
好きになれる人と出会えた自分がしあわせだと思う。

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寝起きでごろごろしながら彼とお話するしあわせ。
彼は近頃いそがしいようで
朝早く起きて夜早く眠る生活らしい。健康的。
なのでそんな生活してるくらいならセフレにも会ってないはず。
さわやかな生活習慣にセフレはいらないのよっ!