愛しています
愛しています
愛しています
愛しています
愛しています


忘れそうになりながらも
やっぱり毎日おもっています


あと3ヶ月で君がいなくなって1年


ずっと愛しています
ずっとずっと


君があたしの家族で長い年月一緒にいたことは
あたしにとってとても素晴らしいことなのです


これからもっと愛し愛してくれる人が
色々な形でいなくなってしまうでしょう
あたしの愛する人がまたひとり減って
あたしを愛してくれる人がまたひとり減っていく


もう無条件にあたしを見るとうれしそうな君の頭を
この手でなでてあげることはできないけど
ずっと愛しています
ずっと


君は絶対天国に行くから
天国の入り口とかどっか君の好きな場所で待っててね
あたしも天国に行けるようにめいっぱいがんばるよ
あと50年後
年老いておばあちゃんになって死ぬ前に君のこと思い出すよ
君に会えると思ったら死ぬことだってこわくなくなっちゃうね
死ぬことがこわくないと思うために君は先に行ってしまったのかな


また会える日を楽しみに待ってるよ
それまでもそれからもずっと愛しています

    • -


あたしは愛犬が死んでから家族とその話題について避けてる。
というのもお骨をまだ埋めてなくて、
きっとその話になるだろうと思ってこわくて話せないのだ。
愛犬が骨壷の中にいて、
テレビの前に置いているから家族の顔を見ることができて、
(と言ってもあたしは実家にいないのだけど)
あたしは実家に帰るたび骨壷の横のお水をかえるのが
あたしが愛犬にできる唯一のことだと思っている。
愛犬が死んでしまったときに頼りにしたのは家族でなくて彼で、
お母さんの前でボロボロに泣いたのに思い出すのは
あたしが彼との電話口で少し泣いたときなのだ。
家族とは悲しみの共有で共倒れにも近く、
彼はあたしと共倒れすることなく受け止めてくれたからだろうか。
だからあたしは愛犬のことを思い出すたび彼に電話したくなる。