あたしは彼と一緒にいられるのなら
ネギの飛び出たスーパーの袋毎日手に提げたいくらいよ。

    • -


おでかけする予定だったのに日付変わって
帰ってきたら早起きなんてできませんよね、そうよね。
あしたは事務所に荷物取りに行かなきゃならないし
今日は地元でゆっくりすることにする。


まずはお風呂でまったりしよう。
中学や高校のころ真昼間にお風呂に入ってると
ずいぶん贅沢に感じたんだけど、
今はそれが日常なので何も思わない。
それから歩いて本屋さんに行く。
約1500m。
あ、でもドライブもしたいなぁ。
一人カラオケボックスという名の車内。


あたしが恋人同士なんていつか別れるんだと言うと
夏ごろ付き合っていた人は悲しい顔をした。
なんでって。
じゃあ、いま、なぜあたしはひとりなのでしょう。
悲しい顔したくせに別れたじゃないか。
付き合ってる人、というものに不信感を抱くようになる。
そうやって加速していく。
あたしはこれから先もそう。
だから結婚したい。
あんな紙切れでまあまあ永遠です。
離婚もあるから完全に永遠とは言い切れません。


最近喪失感がひどい。
いきなりスイッチ入ると死にそうになる。
でもそういうときに限ってノーメイク。
彼に電話して今から会って慰めてやるってなったとき、
(多分ない)
(その場合はむしろあたしがいまから会ってって誘うと思う)
すぐ外に出れないじゃん!と思って彼に電話できない。
こういうこと考える余裕はあるんです。
別腹じゃなく別頭…別脳?
そうそう、
だからノーメイクでも可愛くいようと心に誓いました。
だってまだ19歳ですから。もう19歳じゃありません。


ああ、なんかひとりで暮らしたくなくなった。
親と暮らしたいんじゃない。
違うなーひとり暮らしの話をすすめたくないわけじゃなくて、
ただ単にいま誰かと一緒にいたい。
こわい。