あたしは前の彼女と一緒に彼に会いに行った。
あたしも前の彼女も彼に想いを告げて、
彼から返事を聞かされる。
「**(前の彼女)はもう絶対戻らない
 俺はもう信用しきれない」
と彼は前の彼女をばっさり。
そしてあたしに返事をしようとするとしばし無言。
もしやこれは、と期待した。
しかし返ってきたのは煮え切らない返事。
でも前の彼女と比較すればもっとずっといい返事だった。
まだ未来があると思えた。


あたしと彼女はとぼとぼと帰る。
「**(彼)は…首があまり人より動かすことできなくて
 ずっとコンプレックスを感じてた…あたしが守ってあげたいのに」
前の彼女は言った。
「彼はそんなこと思ってない
 もう守るのは**(前の彼女)ではないんだよ
 あんだけ振り回したくせに!傷付けたのは誰よ」
あたしも傷付けたのでえらいことは言えないはずなのに、
あたしはたまらず言ってしまった。



っていう悪夢。
実際彼が上手く首が動かないということもない。


あたしは彼の一番の理解者になりたい。
もう核心はつかない。
あたしだって核心をついてくる人はあまり近寄りたいと思えない。
彼が一緒にいて安心するような癒しを提供する。
警戒をといてくれたならあたしはそれに見合う対応を。
人の嫌がることをしないという幼稚園の教えをもっと基礎に。