あたしの曾祖母が老衰で亡くなった。
99歳だった。


あたしが生まれてから近しい人が亡くなるということがなく、
通夜も葬儀もはじめてのことでありただただずっと眺めている。
曾祖母とのおもいでといえば、
折り紙を教えてもらったことくらいである。
いまでも折れるよ、ゴミ箱。


それにしても親戚がうっとうしい。
なぜ田舎に住む人はこんなにも世間体を気にするのだろうか。
仕事以外の愛想笑いはつらい。