朝のメイクでニベア日焼け止めの威力を知る。
伸びが良くてつけ心地も軽い。
肌がパキパキにならない。


ごはんを食べて自習室で勉強をしていたのだけど、
あまりに行き詰ったので場所を図書室に移した。
それでもなお理解できず腕も足も組んで、
とてもあられもない格好で悩んでいたら彼がやってきた。


彼女と一緒に。


心臓をえぐられたような気分だった。
目が合って見たくないと思って咄嗟に下を向いてしまった。
だめだだめだだめだ。
微笑め、あたし。
そのあと彼はあたしの近くにきて何か喋った。
彼がパンを持っていたのでおいしそうなもの持ってるねと言うと、
あげないよと言わんばかりに両手に大事そうに抱えて見せた。カワユス。
あたしがいる限り学校ではいちゃつけないと思えよ。